第4章 運
『逆説のスタートアップ思考』
自分たちでコントロールできる部分を把握できれば、あとはその要素を最大化することが事業の成功につながります。そして創業者のスキルとして、数パーセントでも成功確率を上げること、運をコントロールすることは必要不可欠です。
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起業家の「リスク」とは
【1】起業家はリスクのポートフォリオ管理をする
【2】起業家はタイミングを待つ
【3】起業家はリスクを相対的に評価する
普通の人は今あるものを失うリスクのほうを恐れます。しかし『10億ドルを自力で稼いだ人は何を考え、どう行動し、誰と仕事をしているのか』によれば、ビリオネアはどうやらそうではなく、今あるものを失うリスクよりも、チャンスを逃すリスクのほうを恐れるそうです。具体的に言うと「今あるお金を失うリスク」を嫌がるのではなく、「将来の可能性を逃すリスク」を嫌がるのがビリオネアの傾向として挙げられています。
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「バーベル戦略」でブラック・スワンを回避する
「アンチフラジャイル」に賭けろ
その対策としてタレブは「失敗のコストは小規模かつ予測可能な範囲に収める」と述べています。そしてもう一つ、「アップサイドの上限が見えない、非対称なリターンが発生するものに対して賭ける」という条件も加えています。
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参考:『成功は“ランダム”にやってくる! チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方』
「回数と速度」はコントロールできる
「量」が「質」を生む
「損」は怖い?
挑戦をしなければ何かを手に入れることはできません。しかしそうした状況を知ってもなお挑戦をしない人が多いのはなぜでしょうか。  その一つの理由として、ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者、ダニエル・カーネマンらが指摘した「損失回避性」が挙げられそうです。この性向を簡単に言えば、人は誰しも損をすることを怖がり、得を取るよりも損をすることに敏感、ということになります。
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しかしそれは別の見方をすれば、一般的に躊躇しがちな挑戦に挑むこと自体に、一定のアドバンテージがある、とも言えるのではないでしょうか。
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「大きな負け」を避ける
「助け合う」こと
新しい価値を創る